人生、ゲーム。-Life is game-

「生きる」というゲーム。ゲームならば楽しまねば。

“VARTUAL-ON”-アーケードゲームの魔力-

唐突な質問である。

     「貴方は普段どれくらいの距離でテレビを見ていますか?」

恐らくはワンルームに近い部屋なら1メートル強程、リビングで家族で見る前提ならば

テレビのサイズに応じて2メートルから3メートル程の距離で観ているのではないかと思われる。

ではここからは皆様に体感して頂こう。

必ず部屋を明るくして長時間は遠慮して貰いたいところだが試しにというところで、

今からテレビから大体50センチメートル程の距離でテレビを視聴して頂きたい。

どうだろうか?気分が悪くなる等あればすぐに中止をして頂きたいが、

このくらいの距離ともなれば視界がテレビの画面で覆いつくされることだろう。

これがゲームセンターにおけるゲーム機もといアーケードゲームと言われる物の

「標準の距離感」なのである。

ここからが本題とはなるが「アーケードゲームの魔力とは何か?」について私の考えを

記してみたい。

何故ゲームセンターでのゲームは熱狂的なファンを生んだか?家庭でのゲームプレイと何が違うのか?

3点あげるとしてまず前述の“距離感”に加え“テンション感”、そしてなによりも

“同じゲームをしているプレイヤーの存在”の有無が大きな要素であると考える。

 

まずは“距離感”についてだが、体験して頂いたのなら理解が容易いことだろう。

視界がほぼ画面だけともなると意図せずともそこに集中してしまうことである。

この現象がアーケードゲームであれば椅子に座るだけで起こってしまうわけだ。

人によってはゲームの世界に入り込んだような体験をすることだと思われる。

次に“テンション感”であるが、これは1プレイに一定の金額が掛かっていること、

もう一つ「公の場での遊戯」というところのものである。

まずアーケードゲームというものは特殊な場合を除き100円以上の金額をゲーム機に

投入して遊戯するものである。必然的にお金を無駄にしないよう真剣なプレイを要求されることであろう。さらには他人がゲームプレイを見ている可能性がある。

無様なプレイは見せまいと熱くなる場面も多くなることであろう。

さらに普段家でリラックスしてゲームをしている場合と違うのは様々に飛び交う音という物があるだろう。環境の音の変化というもので人間は緊張するものである。

刻々と変化する店内の環境音もまた集中力を研ぎ澄ませる要素ではないかと思われる。

最後の“同じゲームをしているプレイヤーの存在”はまさにならではであろう。

ゲームセンターに足を運ぶ理由、目的のゲームを遊ぶというのももちろんある。

もう一つ大きなところ簡単に言うと「同じゲームをする人に会いたい」であるだろう。

ただ今の時代「ネットで探せば良い」という考えの人もいるしそれも悪くないことだ。

私の場合は“人のプレイが見たい”また“人にプレイを見せたい”というところで実際に

お店にゲームがあればプレイしに行きたいという思いが強い。

それこそ今やネット配信がありそれが代替となっているのも否めないところではあるが

全てのゲームでそれが行える状態ではなく、家庭では遊びようのない大型ゲームについてはその価値が薄れることは無いだろう。

 

何故このような記事を書くに至ったのかはタイトルにあるゲームタイトルに起因する。

正式には“電脳戦記バーチャロン”、英語で“CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON”。

このゲームこそ“アーケードゲームの魔力”を表すに相応しいタイトルであると考えた。

当ゲームの魅力についてと記事を書くに至った理由については次回に詳しく記して行きたい。

 

 

最後まで見て頂き有難う御座います。方向性も定まらない当ブログですがその指針の

一つとして私の人生において最も蓄積の大きいものとしてアーケードゲームの記事を

書いてみた所存であります。詳しい方もそうでない方も興味深いものであると感じて

頂けましたなら幸いで御座います。